韓国電装部品メーカー裕羅、アルバニアに新工場

韓国の自動車部品メーカー、裕羅(Yura)がアルバニアに新工場を建設する。同国経済省が13日明らかにしたもので、投資額は650万ユーロ。年内に開所し、約600人を雇用する。中期的に1,300万ユーロを追加投資し、従業員を1,100人まで増員する計画だ。

経済省は新工場の用地として、アルバニア南西部のフィエル近郊にある4万9,000平方メートルの土地の賃貸契約を裕羅と交わした。同社がさらに2つの工場を設け、合計4,000人の雇用を創出するという長期投資計画を示したことから、経済省は同国経済発展への大きな貢献を期待して賃貸料が1ユーロという優遇措置を供与する。

裕羅は自動車用ワイヤーハーネスや電圧コネクタなどの電装部品を生産し、主に韓国メーカーに供給している。中東欧のポーランド、スロバキア、セルビアに加え、ロシアにも工場を持つ。アルバニアを新拠点に選ぶうえで、有能な人材の確保、コスト競争力、魅力的な投資インセンティブが決め手となった。

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