ポーランド政府は今年、中小企業の競争力向上につながるイノベーション事業を支援する助成プログラム「インテリジェント・デベロップメント」に5億5,000万ズロチ(1億2,680万ユーロ)を拠出する。上半期の助成プロジェクト募集は20日に公示され、3月25日から5月8日まで申請を受け付ける。同プログラムは欧州連合(EU)の助成を受けている。
投資開発省が11日明らかにしたところによると、「インテリジェント・デベロップメント」は今年から助成基準が緩和され、プロジェクトの最低投資額が500万ズロチから100万ズロチに下がった。また、プロジェクト当たりの助成額上限(2,000万ズロチ)を廃止し、有望な大型プロジェクトが高額の助成金を受けられるようになった。
同プログラムはこれまでに総額2億ズロチの助成金を供与した。中古タイヤのリサイクル企業の工場建設、排ガス清浄装置メーカーのプレート生産工程刷新、照明装置メーカーの革新的な照明生産など23のプロジェクトが対象となっている。(1PLN=28.83JPY)