スロバキア鉱工業生産、12月は3.1%増

スロバキア統計局が11日発表した2018年12月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で3.1%増加し、伸び幅は前月の3.3%から0.2ポイント縮小した。同生産高の低下は4カ月連続。製造業が4.1%拡大して全体をけん引した一方、電気・ガス・スチーム・空調は1%、鉱山・採石業は3.9%それぞれ縮小した。

品目別でみると、主力の輸送機械(自動車含む)が26.4%増と好調だったほか、薬品・医療用化学製品は73.2%増と大幅に拡大した。ゴム・プラスチック・非鉄金属加工は3.6%、食品・飲料・たばこ製品は4.7%、コークス・石油精製品は1.6%伸びた。

ベースメタル・金属製品は10.5%減、コンピューター・電子・光学機器は11.6%減と振るわなかった。電気機器は8.4%、化学・化学製品は15.7%、繊維・衣料・皮革製品は10.7%後退した。

財別では投資財が15.6%、非耐久消費財が6%増加。耐久消費財は12.1%、中間財は6.3%、エネルギー関連製品は0.6%減少した。

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