中国家電大手の中国海信集団(ハイセンス)のスロベニア子会社ゴレニアが月末までに、ベレーネ本社工場からセルビア・ヴァリェヴォ工場への生産移管作業を完了する。ヴァリェヴォをハイセンスの欧州冷蔵・冷凍庫生産センターに強化する計画の一環で、年産能力は最新鋭モデル15万台を含め75万台に拡大する。新生産棟が本格稼働する2021年には年間150万台を出荷できるようになる。
ゴレニアは昨年9月、ベレーネからヴァリェヴォへ冷蔵・冷凍庫生産を移管する方針を発表。先月にはヴァリェヴォ工場における新生産棟建設計画を明らかにした。
ゴレニアはセルビア北部のスタラ・パゾヴァとザイェチャルでも工場を操業する。同国従業員数は2,540人で、うち1,780人がヴァリェヴォ工場で働いている。昨年12月には、グループ生産台数に占めるセルビアの割合を2020年までに15年の24%から26%へ引き上げる計画を発表している。