GE、ルーマニア原発の保守点検契約

ルーマニアのチェルナボーダ原子力発電所を運営する国営電力会社ニュークリア・エレクトリツァは先ごろ、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と同原発に対するメンテナンス・サービス契約を結んだと発表した。契約額は1億2,000万ドルで、期間は8年間。1号機と2号機のタービン及び発電機、バルブなどが対象となる。

ニュークリア・エレクトリツァが今回契約を結んだのは、GEのルーマニア子会社GEグローバルサービスとスイスに拠点を持つGEグローバル・パーツ・アンド・プロダクツの2社。

ニュークリア・エレクトリツァは今月初め、小型モジュール型原子炉(SMR)の導入可能性について検討するため米国のニュースケール・パワー(NuScale Power)と基本合意書(MoU)を交わしている。

ルーマニア南東部に位置するチェルナボーダ原発は出力700メガワットの原子炉2基を持ち、同国の電力需要の約20%を生産している。ニュークリア・エレクトリツァの株式の82.49%は同国エネルギー省が保有する。

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