ベラルーシのトルコ輸出が大幅拡大、新規受注額3億ドル超

ベラルーシのトルコへの輸出が大きく拡大しそうだ。4月半ばにトルコの首都アンカラで開かれた両国のビジネスフォーラムで、ベラルーシ企業は総額約3億1,800万ドルの受注契約を交わした。ウラコヴィッチ商工会議所会頭は国営通信社ベルタに対し、対トルコの貿易赤字は改善に向かっており、今回の受注がさらに貢献することに期待を示した。

大口取引は石油化学企業によるもので、最高受注額は石油精製ナフタン(Naftan)の2億ドル。人工繊維原料のアクリロニトリルを6年間供給する。グロドノ・アゾト(Grodno Azot)はポリアミド糸で1,470万ドル超の受注契約をかわした。

このほか、モギレフキムヴォロクノ(Mogilevkhimvolokno)はポリエステル繊維の供給で複数のトルコ企業と覚書を交わした。2021年までに最高2万トンを供給し、契約総額は約6,450万ドルに上る予定だ。製鉄大手BMZもトルコの複数企業と約1,400万ドルの受注で基本合意を交わした。

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