ロシアとセルビア両政府は先ごろ、原子力分野における協力協定を結んだ。セルビア現地紙『B92』によると、締結式にはセルビアのポポビッチ・イノベーション技術開発相とロシア国営ロスアトムのリハチェフ最高経営責任者(CEO)が出席した。ポポビッチ大臣はロスアトムと協力してセルビア国内に原子力技術に関する研究センターを開設する意向を示した。
今年1月、両政府はプーチン大統領のセルビア訪問に際して原子力の平和利用に関する様々な分野での協力を実施することで合意していた。協力分野には、セルビアにおける原子力利用に関連したインフラの整備、既存の原子力施設の改修、放射線医学、農業及び工業での原子力技術の利用、人材育成などが含まれる。両政府は作業グループを設置し協力を実施していく予定だ。