トルコ航空宇宙産業、年内に高速UAVの開発に着手

トルコ航空宇宙産業(TAI)が無人航空機(UAV)の開発を進めている。先週のイスタンブール国際防衛産業見本市(IDEF)で発表した「アクスングル(シロハヤブサの意)」を年内に完成させ、時速380キロメートルの後継機「ゴクスングル(ハヤブサの意)」の開発に移る。

「アクスングル」は最高時速180キロメートルで、積載能力は750キロと従来モデルの200キロから格段に強化された。コティル最高経営責任者(CEO)は「『アクスングル』の開発にかかった時間はわずか18カ月」と話し、自社の開発力に自信を示した。

TAIはドローンのほか通信衛星、航空機、ヘリコプター及び部品の製造をてがける。同社長によると、エアバス、ロッキード・マーチン、ボーイングなどに部品を供給し、年間輸出高は5億ドルに上る。今年は売上高で26億ドルを達成できる見通しという。

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