ポーランド経済省に付属する国家研究開発センター(NCBR)はこのほど、超高速の次世代交通システム「ハイパーループ」を開発するハイパー・ポーランドに1,650万ズロチ(380万ユーロ)の助成金を支給することを決定した。
ハイパー・ポーランドによると、助成金を活用してモーター及びサスペンションの開発を進めるとともに、試験装置を整備してリニアモーター及び磁気浮上技術のテストを実施する。
次の段階ではヴロツワフの北50キロほどに位置するジミグルトに500メートルの試験コースを建設し、実物大のプロトタイプで最高時速300キロメートルの達成を目指す。
ハイパー・ポーランドは、ハイパーループ幹線として◇グダニスク-ワルシャワ-クラクフ線◇ベルリン又はヴロツワフ-ウッジ-ワルシャワ-ビアウィストク-カウナス-ビリニュス-リガ-タリン線――の整備を目指している。(1PLN=28.56JPY)