西車部品大手ゲスタンプ、ブルガリアのアルミ構造材事業に出資

スペイン自動車部品大手のゲスタンプがベルギー金属加工大手ヴィオアルコのブルガリア子会社エテムのアルミ構造材事業に出資する。14日に現地商業登記所に提出された書類で明らかになったもので、2,350万レフ(1,200万ユーロ)を投資するもようだ。

エテムは4月、アルミ事業を分離独立させ、アルミ構造材製造のエテム・アルミニウム・エクストルージョンズと同製品を自動車部品に加工するエテム・オートモティブ・ブルガリアの2社を設立した。ゲスタンプは前者の出資シェア49%、後者の同51%を確保する。

ヴィオアルコは年初、エテムがゲスタンプと自動車業界向けのアルミ構造材の押出加工で合弁事業を立ち上げることを明らかにしていた。現在の年産能力3万5,000トン超を増強するため、新生産ラインの整備や装置導入に向こう3年間で約3,000万ユーロを投資する考えだ。(1BGN=62.76JPY)