ロシアのプーチン大統領はこのほど、2021年までに外国人旅行者向けの電子ビザを導入する大統領令に署名した。検討されている電子ビザは1回の入国で16日間の滞在が許されるもので、観光ビザを含む各種ビザに導入される。現地紙『コンメルサント』によると、電子ビザの対象国には日本のほか欧州諸国、中国、韓国、ニュージーランドが含まれている。政府関係者の話では、申請料金は約50ドルとなる見通し。
同国は2017年以来、極東連邦管区を訪問する18カ国からの旅行者を対象に無料の電子ビザを発給してきた。今年7月からはバルト海沿岸のカリーニングラード州への旅行者を対象に同様のビザを導入する予定。
同国ではサッカーワールドカップが開催された2018年に、試合観戦のため訪ロする旅行者に対しビザなし入国を認めたことで旅行者数が大きく増加した。