ポーランドの6月鉱工業生産2.7%減、26カ月ぶりマイナスに

ポーランド中央統計局が18日発表した6月の鉱工業生産指数は前年同月比で2.7%低下し、市場予測の2%増を大幅に下回った。同指数の後退は2017年4月(0.5%減)以来、26カ月ぶり。製造業が前月の7.8%増から3.4%の減少、鉱山・採石業が同4.7%増から1.9%の減少に転じ、全体を強く押し下げた。

鉱工業全34業種のうち20業種でマイナスとなった。下げ幅が最も大きかったのは「衣類」(13.5%減)で、「ベースメタル」(11.1%減)、「石炭・褐炭」(10.7%減)も大きく後退。「自動車・トレーラー」(8.5%減)、「非金属鉱物製品」(7.4%減)、「家具」(6.2%減)、「木材・コルク・わら・籐製品」(6%減)も振るわなかった。

上昇幅が大きかったのは「その他の輸送機械・器具」(11.1%)。このほか「飲料」(6.6%)、「コンピューター・電子・光学機器」(3.5%)、「電気設備」(2.7%)も拡大した。

財別では中間財が5.3%、資本財が3.6%、耐久消費財が3.3%、非耐久消費財が1%低下した。エネルギーは0.8%上昇した。

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