ロシア政府が今年10月24日、アフリカ諸国との初の首脳会議と経済フォーラムをソチで開催する。ラブロフ外務相がこのほど明らかにしたもので、アフリカの50カ国超の首長を招待し、すでに35カ国が出席を申し出た。会議の議長国はロシアと、今年のアフリカ連合(AU)議長国であるエジプトが担う。
ラブロフ外相によると、昨年のロシアの対アフリカ輸出額は200億ドルを超え好調に拡大しているが、まだ大きな潜在成長性がある。首脳会議の開催により、アフリカ諸国との貿易・経済関係を一層高め、貿易拡大の追い風とすることを期待する。
今後の協議では貿易拡大、経済・投資分野での協力、銀行業界の提携、合同プロジェクトの実施などを重点に据え、政策的対話を深化させるとともに、官民の提携にも注力する考えだ。ロシアの中小企業のアフリカ進出も重要な課題と位置付ける。