ジョージアとウクライナが医療ツーリズムでの連携を検討している。インターファックス・ウクライナ通信が25日、ジョージア医療ツーリズム協議会のラティアーニ議長の談話として報じたもので、両国の医療機関が近隣という地理的利点を利用してクラスタを形成し、外国人への医療サービスを促進する考えだ。特に東欧や中国を主要なターゲットと位置づけている。
ラティアーニ議長によると、クラスタの構築の方法として、ウクライナの医療ツーリズム協会および個々の病院との提携などを基盤に、合同病院の開設や両国の病院をクラスタとして組織することが考えられる。
ジョージアの医療サービスは近年大きく改善し欧州水準に近づいたことから、低料金で良質のサービスを受けられるという魅力が外国人に認知されるようになってきた。ジョージア・ヘルスグループ(GHG)など国内6つの民間病院大手が医療ツーリズム協議会を組織し、利用促進という課題に取り組んでいる。