Toyota:トヨタがポーランドでHV用変速機を増産、1.5リットルエンジン向け

トヨタ自動車は先ごろ、ポーランド子会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)が運営する南西部のヴァウブジフ工場にハイブリッド車(HV)用変速機の生産ラインを増設すると発表した。投資額は3億ズロチ(7,000万ユーロ)。2021年から稼働を開始し、1.5リットルのハイブリッドエンジン向けの変速機を生産する。これにより工場の生産能力は2倍に拡大する。

同工場ではこれまで、1.8リットル・ハイブリッドエンジン向けの変速機を生産していた。新しい変速機を組み合わせる1.5リットル・ハイブリッドエンジンはイェルチ・ラスコヴィツェの姉妹工場で来春から生産を開始する。

ヴァウブジフ工場はトヨタにとり、アジア以外で初のHV用変速機の生産拠点。同社は昨年10月、欧州のHV販売が伸びていることを受けて現地生産を決定した。製造した変速機は小型車「カローラ」とコンパクトSUV「C-HR」に搭載されている。(1PLN=27.42JPY)

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