アラブ首長国連邦(UAE)の複合企業FZEプロシーワン(Procyone)が、ラトビアの航空会社SIAスマート・アビエーション・ホールディングスを買収する。現地メディアが先ごろ報じたもので、プロシーワンはキプロスのセラスティナ社が保有するSIA社の全株式を取得する。
SIAはラトビアの格安航空(LCC)スマートリンクス・エアラインズのエストニア子会社などを保有している。買収は競争当局の承認を経て成立する見通しだ。
プロシーワンはこのほか、子会社を通じてリトアニアの航空会社アビア・ソリューションズ・グループの株式25.74%を保有している。アビア社はチャーター便のクラスジェットUAB、エストニアのバルチック・グランドサービシーズ、旅行会社のキディ・ツアーを傘下に持つ。
スマートリンクス・エアラインズの2018年の売上高は1億5,000万ユーロ、純利益は1,900万ユーロだった。保有機数は23機。