スペインの包装材メーカー、コーエクスパン(Coexpan)は先ごろ、ロシアのモスクワ州ナロ・フォミンスキに新工場を開設した。投資額は8億5,000万ルーブル(1,200万ユーロ)で、食品用包装材を生産する。州政府によると、工場はコトボ工業団地内の4ヘクタールの敷地に設置された。当初57人を雇用し、今後120人まで増員する予定。
コーエクスパンは2006年、ナロ・フォミンスキに工場を持っていた現地プラスチック包装材メーカー、エクストルジオンニエ・テクノロギーを買収してロシアに進出。その後コトボ工業団地に敷地を購入していた。
コーエクスパンはスペインの包装材大手グルポ・ランテロ(Grupo
Lantero)の傘下企業。同じくグルポ・ランテロに属するエムスル(Emsur)は、ペットボトルに使用するストレッチラベル大手で露サンクトペテルブルクに拠点を置くエクシムパックを傘下に持つ。(1RUB=1.70JPY)