中国の山東省済南市が国際鉄道貨物輸送を強化している。今月中旬には済南ーハンガリー・ブダペスト線が運行を開始し、同市と欧州・中央アジアを結ぶ路線は5本に増加した。中国と12カ国を直接結んでいる。近い将来にはポーランドとドイツに向かう新路線の開通を予定する。
国際貨物鉄道の強化は中国政府が主導する新シルクロード構想・一帯一路の柱の一つ。今年上半期には済南から欧州・中央アジアへ81本の貨物列車を運行し、1億5500万ドルに相当する貨物を6万5,000トン輸送した。運行本数は前年同期の6倍に増加したという。