Rosneft:ロスネフチ、4-6月期は15%の減益

ロシア石油最大手の国営のロスネフチが21日発表した2019年4-6月期(第2四半期)の純利益は1,940億ルーブル(30億ドル)となり、前年同期を14.9%下回った。原油安と減産が響いた。前期比では48.1%拡大した。

生産量は日量462万石油換算バレル(boe)となり、前年同期比で0.3%、前期比で2.7%、それぞれ減少した。欧州への主要輸出ルートであるドルジバパイプラインに有機塩素化合物が混入した事故や、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国を合わせた「OPECプラス」の減産合意がその背景にある。

売上高は2兆1,350億ルーブル(336億ドル)と、前年同期比で3.4%、前期比で2.8%、それぞれ増加した。営業利益(EBITDA)は5,150億ルーブル(80億ドル)で、前年同期から8.8%、前期から6%、それぞれ縮小した。

上半期の純利益は前年同期比9.1%増の3,250億ルーブル(49億ドル)。売上高は11.2%増の4兆2,120億ルーブル(655億ドル)に、営業利益は11.9%増の1兆630億ルーブル(163億ドル)へ、それぞれ拡大した。

6月末の金融負債は年初に比べて8,000億ルーブル強(14%)、純有利子負債も1,570億ルーブル減少した。EBITDA有利子負債倍率は1.3倍だった(ルーブルベース)。(1RUB=1.61JPY)

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