2019/8/21

自動車

チェコでSUVが人気、新車販売の3割に

この記事の要約

販売台数こそ前年同期比1%減の4万7,439台へ後退したが、乗用車全体では9%減少したことをみると、その人気ぶりがうかがわれる。

コンパクトカーや小型車では地元のシュコダ自動車が断トツの1位だが、SUVでは他社も健闘している。

なお、SDAの発表した今年上半期のチェコ自動車保有台数は805万9,156台で、平均車齢は17.78年だった。

チェコでSUV(スポーツタイプ多目的車)モデルが人気だ。同国の自動車輸入業者協会(SDA)によると、SUVは車種別で2017年以来、トップを走っており、今年1-7月期も新車乗用車販売台数に占める割合は32%弱と、2位のコンパクトカーを12ポイント引き離して1位を守った。販売台数こそ前年同期比1%減の4万7,439台へ後退したが、乗用車全体では9%減少したことをみると、その人気ぶりがうかがわれる。

コンパクトカーや小型車では地元のシュコダ自動車が断トツの1位だが、SUVでは他社も健闘している。1-7月期販売台数では、シュコダの「カロック」と「コディアック」がそれぞれ6,000台、4,000台で1位と2位を占めたものの、3位のダチア「ダスター」が僅差でコディアックを追っている。

今後もシュコダをはじめ各社が新型SUVの投入を予定しており、競争が激しくなりそうだ。すでに3モデルを展開するトヨタ自動車は、「子どもの送り迎えにも行楽にも使える大きめの車への関心が高まっている」とし、今後の拡販に自信を示している。

なお、SDAの発表した今年上半期のチェコ自動車保有台数は805万9,156台で、平均車齢は17.78年だった。