チェコ7月インフレ率、2.9%に上昇

チェコ統計局(CSU)が12日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.9%上昇し、上げ幅は前月から0.2ポイント拡大した。インフレ率の上昇は2カ月ぶり。

上げ幅は構成比重の最も高い「住居・水道光熱費」が前月から横ばいの5.5%で高止まりしたほか、同じく比重の高い「食品・非アルコール飲料」は前月(2.7%)から1.4ポイント増の4.1%に上昇。「ホテル・レストラン」も0.1ポイント増の4.2%に拡大して全体を押し上げた。ほかに上昇幅が大きかったのは「その他の商品・サービス」(3.9%)、「医療」(3.1%)、「教育」(2.1%)。

自動車燃料含む「運輸」は0.7%下落した。「衣料品・靴」(1.6%)と「郵便・通信」(1.4%)も値下がりした。

同国のインフレ率は昨年12月の2%から今年3月には3%まで上昇し、その後は2.7%~2.9%の間で推移している。過去12カ月(2018年8月~19年7月)の平均インフレ率は2.6%。

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