ロシアの兵器製造大手カラシニコフ・グループはこのほど、モスクワで開催されたタクシー・フォーラムで小型電気自動車のプロトタイプ「Ovum
UV-4」を披露した。全長3.40メートル、幅1.50メートル、高さ1.70メートルで、仏ルノーの小型電気自動車「トゥイジー」に似たデザインとなっている。なお、同社は、販売価格や市場投入の時期については公表していない。
同プロトタイプは、後部車軸に50kWの電気モーターを搭載する。重量は約650キログラムで、最高時速は80キロメートル。13.2kWhの充電池を搭載し、1回のフル充電で約150キロメートルを走行することができる。
独自動車専門誌『アウト・モートア・ウント・シュポルト』(8月20日付、電子版)によると、カラシニコフ・グループは2019年春に発表した「Ovum
2」をベースに「Ovum
UV-4」を開発した。「Ovum
2」は2人乗りモデルだったが、「Ovum
UV-4」は車内空間が広くなり、トランクルームはないものの、後部にも座席を設けた。