Toyota:トヨタ・ポーランド、HV対応の新エンジンの生産開始

トヨタ自動車のポーランド子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)は3日、南西部のイェルチ・ラスコヴィツェにある工場でハイブリッド車(HV)対応の2リットル・ガソリンエンジンの生産を開始した。新規雇用は450人で、数カ月以内に200人を追加雇用する。製品は「カローラ」のHVモデルと、「RAV4」のガソリンモデルに搭載する。

新エンジンの生産は、ポーランドでトヨタの次世代プラットフォーム「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」をベースに新しいハイブリッド技術を導入する4段階の取り組みの第2段階となる。同社は昨年10月、第1段階としてヴァウブジフにある姉妹工場でHV用変速機「e-CVT1.8」の生産を開始した。来年4月には第3段階として、イェルチ工場で1.5リットルのハイブリッドエンジンの生産に着手する。最終段階では21年から、ヴァウブジフ工場で同1.5リットルエンジンに組み合わせる変速機「e-CVT1.5」の生産を開始する。

イェルチ・ラスコヴィツェ工場のエンジン2機種の年産能力は計30万9,000基、ヴァウブジフ工場の変速機2機種は各17万5,000基となる。投資額はエンジン向けが7億7,000万ズロチ(1億7,600万ユーロ)、変速機向けが5億7,800万ズロチ(1億3,200万ユーロ)。両工場を合わせた投資残高は約50億ズロチ(11億4,000万ユーロ)に上る。(1PLN=27.05JPY)

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