スロバキアの景気減速、Q2名目成長率は2%

スロバキア統計局(SUSR)が6日発表した2019年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP、名目ベース)は前年同期比で2%増にとどまり、増加幅が前期の3.7%から大きく縮小した。前期比(季節調整済)では0.5%の増加。実質ベースでは前年同期比で2.5%縮小した。

投資と輸出の低調が足を引っ張った。総資本形成は11.9%増加し、前期の増加率を5.3ポイント上回った。しかし、設備投資は前期の2.1%増から3.7%減へ転落した。欧州連合(EU)の景気減速で在庫が増加している様子がうかがえる。

輸出は前期の7.2%増から1.9%の減少に転落、輸入の伸び率も6.4%から0.8%へ低下した。

唯一、気を吐いたのが消費で、個人消費の伸び率は前期の1%から1.9%へ、政府消費も1.5%から4.2%へ上昇した。

上部へスクロール