ロシアQ2成長率0.9%、Q1実績を0.4ポイント上回る

ロシア連邦統計局(ロススタット)が9日発表した2019年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP、実質ベース)は前年同期比で0.9%増加した。先月初めの速報値と同じで、ロシア経済が低水準ながら上向いている事実が確認された。第1四半期は0.5%増だった。

第2四半期の名目GDPは26兆1,880億ルーブル(3億6,100万ユーロ)で、前期から8.1%拡大した。上半期の実質GDPは前年同期比で0.7%増加した。

第2四半期のデータを業界別にみると、金融・保険が7.9%増と大きな伸びを示した。鉱山(3%増)、運輸・物流(2.9%増)、エネルギー(2.3%増)、水道・ごみ処理(2.1%増)、保健・厚生(1.7%増)、文化・スポーツ・保養・余暇(1.4%増)、製造業(0.6%増)も拡大した。

一方で建設は増減がなかった。情報・通信は2%、流通は0.6%、それぞれ減少した。(1RUB=1.63JPY)

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