Sibur:露タトネフチ、シブールの生産拠点取得で合意

ロシア化学大手シブールは2日、西部サマラ州トリヤッティに拠点を置く子会社のシブール・アクティバを石油化学企業のタトネフチに譲渡することで基本合意に達したことを明らかにした。売却額は明らかになっていない。シブールが譲渡する施設には、合成ゴム、MTBE(メチル・ターシャリ・ブチル・エーテル)、ブタジエン、イソプレン及び中間生成物の生産施設のほか、シブール子会社のトリヤッティシンテズやシブール・トリヤッティが運営するプラント、インフラが含まれる。今後は社内での承認と政府当局の認可を得たのち年末までに最終契約を結ぶ予定。

最近の報道によると、タトネフチはアクティバの買収に伴いタイヤ生産を子会社のカマ・タイヤズの傘下に移し垂直統合を強化する意向だ。一方のアクティバはポリマーと高付加価値の特殊化学品の生産能力を強化する方針を示している。

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