ハンガリーで年内に第5世代移動通信システム(5G)サービスが開始される見通しだ。国際通信連合(ITU)の趙事務総局長が10日、ブダペストで開かれたITU通信世界会議で、オルバン首相の見解を引用する形で発言した。現在、導入準備は非常に順調に進んでいるという。
イノベーション・テクノロジー省のパルコヴィッチ大臣によると、5G周波数割り当て入札を10月までに終える計画だ。400メガヘルツ超の割り当てにより約700億フォリント(2億1,070万ユーロ)の調達を見込む。同大臣は今年6月、2020年から国内の主要産業地区でサービスを開始し、25年ごろまでに大都市と主要交通ルートで利用できるようにするとの方針を示していた。
ハンガリーの携帯通信サービス業界ではドイツテレコム傘下のマジャールテレコム、英ボーダフォン、蘭投資会社PPF傘下のテレノールが優位を占める。(1HUF=0.36JPY)