独自動車大手BMWは9月24日、ハンガリー東部のデブレツェンで500ヘクタールの工場用地を取得する契約を締結した。同社は昨年7月に同工場の建設計画を発表。10月の投資契約締結後は取得予定地で造成工事が行われてきた。
デブレツェン市のラースロー・パップ市長は「BMWの工場建設はわが市始まって以来の投資案件で、市の未来を形作るものだ。このグローバル企業は工場を作るだけでなく、市の職業訓練センターやデブレツェン大学との協働を通じて画期的な職業教育システムももたらす」と述べ、同社進出の意義を強調した。
BMWは最重要市場の欧州で生産を強化するために同工場を建設する。投資額は約10億ユーロ、年産能力は最大15万台。エンジン車と電気自動車(EV)を混流生産する。