ブルガルトランス、ガス圧縮基地建設を地場・独連合に発注

ブルガリアの天然ガス輸送公社ブルガルトランスガスは3日、国内2カ所のガス圧縮ステーション建設工事を地元建設大手グラヴボルガルストロイと独エンジニアリング企業フェロスタール・インドゥストリーアンラーゲンに企業連合に発注した。エネルギー省によると、設計から資材・装置を含めた総発注額は3億5,080万レフ(1億7,940ユーロ)に上る。

国内北東部プロヴァディヤの圧縮基地には12メガワットのコンプレッサー3基、南西部ラソヴォのステーションには10メガワットを4基設置する。コンプレッサーは米ソーラ・タービンズから調達する。

ブルガルトランスガスはロシアとトルコを結ぶパイプライン事業「トルコ・ストリーム」に参加し、ブルガリア中継区間を整備している。ガス圧縮ステーションの新設は、トルコ国境までの11キロとセルビア国境までの484キロのパイプライン敷設に伴うもので、セルビア経由で欧州にガスを供給する。

新圧縮基地建設入札は4月に公示され、地元クリマトロニク、ベラルーシのアルヴォラ、ウクライナのポルタヴァスメズモンタージュ、スペインのTECクアトロの国際企業連合も応札していた。(1BGN=59.99JPY)

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