ルーマニア家電大手アルクティク、洗濯機工場を開設

ルーマニアの家電大手アルクティク(Arctic)は先ごろ、同国南東部のウルミで洗濯機工場の稼働を開始した。現地英字紙『ルーマニア・インサイダー』によると、投資額は1億5,000万ユーロ。1,400人を雇用し、年間220万台を生産する。工場の敷地面積は70ヘクタールで、施設はインダストリー4.0(I4.0)に対応したものとなっている。

アルクティクは2002年にトルコの家電大手アルチェリクの傘下に入った。昨年の売上高は4億9,800万ユーロで、傘下入り前から7倍以上に拡大している。「ベコ(Beko)」、「グルンディヒ(Grundig)」などのブランドで洗濯機、冷蔵庫、調理器、換気扇、電子レンジ、掃除機、アイロン、トースター、ミキサーなどの家電製品を生産し、製品の80%を輸出している。従業員数は4,400人。

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