ブルガリアのコズロドゥイ原発6号機、運転10年延長

ブルガリアのエネルギー省は1日、ルーマニア国境近くのコズロドゥイ原子力発電所の原子炉6号機の運転許可が年末で失効するのにあたり、同国原子力規制局が許可を10年延長したと発表した。6号機は直近の改修工事を終えており、昨年には2051年まで安全運転が可能との第三者鑑定を受けている。

コズロドゥイ原発は社会主義体制時代に建設されたブルガリア唯一の原子力施設だ。旧ソ連製の原子炉の安全性に対する懸念から、1~4号機は2002~04年にかけて稼働停止し廃炉手続きに入った。5、6号機は安全性確保と近代化のため、15年に2億9,200万レフ(1億4,930万ユーロ)を投じて刷新改修工事に着手した。5号機の運転許可は17年末に10年間延長された。

5、6号機の発電能力は各1,000メガワットで、供給量は国内総発電量の34%を占める。(1BGN=59.99JPY)

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