独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェが、スロバキア南部のピエスチャニ近郊に技術センターを設置する。投資額は1,360万ユーロで、政府から200万ユーロの助成を受ける。自動車生産の自動化とロボット化技術の研究に取り組む。
金型製造子会社のポルシェ・ヴェルクツォイクバウを通じて投資を行う。完成予定は2020年で、23年までに34人を雇用する計画。新センターでは生産設備の試作品開発や、部品の製造可能性の検証も行う。
ポルシェは2015年、スロバキアの機械設備製造会社クーカ・エンコを買収し、チェコ国境に近いドゥブニツァ・ナド・ヴァーホムの工場を車体用の金型製造拠点として整備した。同社のSUV「カイエン」はVWのブラチスラバ工場で生産されている。