ブルガリアのソフト開発企業、リコーとの提携に期待

ソフトウエア開発を手がけるネメチェク・ブルガリア(Nemetschek)が、リコーとの提携に意欲を示している。同社に20%を出資する独ドキュウェアをリコーが買収したためで、提携を通じて事業の新しい展望が開け、グローバルレベルのプロジェクトに参加する機会が生まれると見込んでいる。

ネメチェク・ブルガリアによると、リコーは15日にドキュウェアの買収手続きを完了した。リコーが高く評価するドキュウェアのソリューションの開発において「最も大きな役割を果たしてきた」とし、リコーとドキュウェアの提携が自社の前進につながると歓迎している。

ドキュウェアは、さまざまな形式のデジタルコンテンツを統合的に管理するコンテンツ・サービス・プラットフォーム(CSP)の開発・販売を手がけ、世界90カ国、1万2,000社と取引がある。

ネメチェク・ブルガリアは1998年に独ネメチェクの子会社として設立された。2002年にブラシナロフ社長が株式60%を取得した。残る株式を独ネメチェクとドキュウェアが20%ずつ保有している。

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