ロステック、アフリカでの地盤構築に意欲

ロシア国営ハイテク企業体ロステックの子会社シュワブ(Shvabe)が、アフリカへの医療機器供給に意欲を示している。すでに取引のあるエジプトやエチオピアに加え、他のアフリカ諸国にも製品を販売し、市場におけるロステックグループの地位を築きたい意向だ。

シュワブによると、同社はこれまで商取引とは別にアフリカ4カ国の新生児病棟に人工呼吸器、保育器、ヒーター、光線治療器などを寄付してきた。2014年にナイジェリア、ウガンダ、コートジボワールの病院に30台、今年はチュニジアの新生児病棟に19台を無償で提供したという。

エジプトには2015年に保育器と光線治療器を1台ずつ販売。近く同国販売代理店から新たに受注する運びとなっている。また、現地の営業オフィスを通じてアルジェリアとモロッコへの製品供給も開始する計画だ。

シュワブによると、数年前にはアフリカでロシア製医療機器を使っているところはなかった。

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