ルノーのトルコ合弁、アルミ鋳造部品工場が試験稼働

仏自動車大手ルノーのトルコ合弁会社オヤック・ルノーは23日、同国北西部ブルサの拠点に新設したアルミ鋳造部品工場の試験稼働を開始した。ハイブリッド車(HV)向けの次世代エンジンブロックを製造する。来年からフル稼働に入る。

新工場は面積1万500平方メートルで、現在は100人超の技術者が働いている。トルコのヴァランク産業技術相によると、原材料のアルミニウムは国内メーカーから調達し、製品は中国、スペイン、英国に輸出する。同国の経常赤字を減らす効果が期待されている。

同相はまた、国内でルノーのHVモデル生産が行われることを要望していることも明らかにした。

ルノーの9月のトルコ生産台数は3万729台で、同国の自動車生産の34%を占めた。

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