ハンガリー中央統計局が10月31日発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で2.2%増加し、伸び率は前月の0.9%から1.3ポイント拡大した。PPIの上昇は3カ月連続。製造業が全体を強く押し上げた。1-9月でも前年同期を2.2%上回った。
9月の生産者物価指数は国内向けで2.3%増加した。うち、製造業は3.1%、電気・ガス・スチーム・空調は0.2%の幅で上昇した。輸出向けは2.1%増だった。
国内向けの生産者物価指数を需要段階別にみると、エネルギーと中間財はそれぞれ0.6%、資本財は5.7%、消費財は5.8%増加した。
PPIの上げ幅は2018年7月の8.4%をピークに縮小へと転じ、今年6月は0.1%まで低下していた。