スロバキアの「空飛ぶ車」、中国投資家が関心

「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのクライン・ビジョンは5日、上海の「第2回中国国際輸入博覧会・虹橋国際経済フォーラム(CIIC)」で試作品を公開した。同社のクライン社長によると、すでに試験飛行段階に入っており、資金さえあれば3年後には量産に移行できるという。中国投資家の反応も上々で、CIICを機に現地企業との取引につなげたい意向だ。

クライン社長は中国市場について「成功するには長期戦の構えが必要」と話す。「自動車メーカーは10年前、中国市場のことを笑っていたが、今では中国無しでは利益が出せない状況になっている」とし、航空機業界にとっても中国が重要市場になるとの見方を示した。

クライン社長は以前に同じスロバキアのエアロモービルで飛行自動車の開発を手がけていたが、2016年に同社を辞め、翌17年に新会社クライン・ビジョンを立ち上げた。

上部へスクロール