独DBシェンカー、クロアチア企業の自律搬送ロボを導入

ドイツ鉄道(DB)の物流子会社DBシェンカーは10月28日、ライプツィヒにある物流拠点に、クロアチアのロボットメーカー、ギデオン・ブラザーズの低床型自律搬送ロボットを導入したと発表した。大幅に拡張した荷捌きスペースで積極的に活用していく。

同搬送ロボットは最大積載荷重800キロ。搭載する立体カメラに映る画像を人工知能(AI)で解析して自ら学習する機能を持ち、人や機械設備、他の搬送車両の中でも安全・確実に荷物を搬送できる。DBシェンカーによると、立体カメラのコストはレーザー光センサーのライダーより低い。同社が実施した試験プロジェクトでは、ロボットの移動距離は1週間当たり26キロメートルだった。

ギデオン・ブラザーズは2017年に設立されたベンチャー企業。今年4月にはクロアチア食品大手のアトランティックが配送センターで同社の搬送ロボットの試験運用を開始した。

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