2019/11/13

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

モンテネグロ企業、中国企業と提携して新方式の発電所を建設

この記事の要約

モンテネグロのワールド・ビジョン・カンパニー(WVC)が中国虹橋国際投資(CRIIC)と提携し、運動エネルギーを利用したキネティック発電所(KPP)を建設するもようだ。現地メディアがWVCの創業者であるジュレティッチ氏への取材をもとに報じたところによると、近く独・スイス系のエンジニアリング企業セーブ・ザ・プラネットからモンテネグロ及びセルビアにおける技術ライセンスを取得する。
ジュレティッチ氏によると、投資回収期間のキロワット毎の発電コストは0.03ユーロに過ぎず、5年で投資が回収できるという。WVCはまた、モンテネグロ政府に対し、キネティック発電所に再生可能エネルギー法を適用するよう求めていく方針だ。
セーブ・ザ・プラネットは独ロッシュ・イノベーションズのスイス子会社。先ごろ、セルビアの首都ベオグラードにあるロッシュの研究開発(R&D)センターでキネティック発電機を稼働した。同発電機の出力は11.8キロワットで、稼働に必要な電力(消費電力)の1.6キロワットの7倍を超える。
KPPは浮力を利用してタービンを回し、発電する技術だ。

モンテネグロのワールド・ビジョン・カンパニー(WVC)が中国虹橋国際投資(CRIIC)と提携し、運動エネルギーを利用したキネティック発電所(KPP)を建設するもようだ。現地メディアがWVCの創業...