ロシア10月インフレ率3.8%、7カ月連続で低下

ロシア連邦統計局(ロススタット)がこのほど発表した10月のインフレ率は前年同月比で3.8%となり、上げ幅は前月(4%)から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は7カ月連続で、中央銀行が目標とする4%を下回った。価格変動の激しい食品と燃料を除いたコアインフレ率は3.7%。

10月のインフレ率を項目別にみると、食品が4.2%と大きく値上がりし、サービス(3.8%)、非食品(3.2%)も上昇率が高かった。

同国のインフレ率は3月の5.3%をピークに低下を続けている。中銀は先月発表したインフレ率予測で今年末の値を3.2~3.7%とし、従来の4~4.5%から引き下げた。来年は3.5~4%まで上昇し、その後は4%近くで推移するとみる。

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