ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2019年7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比で5%増加し、上げ幅は前期(4.9%)から0.1ポイント拡大した。鉱工業、建設業、サービス業が成長に貢献した。前期比では1.1%の増加。季節・暦調整値では前年同期比で4.8%増加した。
ハンガリーのヴァルガ財務相は記者会見で、7-9月期のGDP成長率は欧州連合(EU)平均の1.4%を大きく上回っていると指摘。政府による雇用の促進と競争力の向上、住宅建設支援、投資奨励策、EU助成金の有効な活用が奏功していると述べた。
ING銀行のチーフアナリスト、ペーター・ビロバーツ氏は、同国のGDPは10-12月期に減速が予想されるものの、通年では5%近くで推移するとみている。