米医療器具大手メッドライン、スロバキアの生産体制を刷新

手術・看護器具大手の米メッドライン(Medline)は19日、スロバキア中西部のパルチザンスケに新工場を建設すると発表した。現工場が賃貸施設であるため、近隣のパルチザンスケに自社工場を建設し生産能力を増強する。投資額は2,400万ユーロで、2022年初めの操業開始を予定する。

メッドラインは2015年に中西部のバノヴチェ・ナド・ベブラヴェに生産拠点を構え、主力商品である滅菌手術セットの生産を開始した。欧州顧客にコスト効率良く提供するのが目的で、仏工場に次ぐ欧州第2の拠点となっている。

工場移転にあたり、現従業員約200人のほとんどが通勤可能で雇用継続する見通しだ。新工場では100人超の新雇用で当面は約300人体制とし、中期的には最大500人まで増強する予定。

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