ネット通販大手の米アマゾンは11月27日、ポーランド8番目となる物流センターを同国南部のグリビツェに建設する計画を明らかにした。延べ床面積は21万平方メートル(オフィス面積7,000平方メートル含む)で、同社の拠点としては国内最大規模となる。
新センターでは主に書籍、家電製品、日用雑貨類などを扱う予定。自走式の搬送ロボット3,900台を導入して商品棚の補充や商品の発送準備を行う。1,000人の雇用を創出する。
建設工事は不動産開発大手パナットーニが請け負う。完成時期は明らかにされていない。アマゾンは今月上旬にポーランド南西部のドルヌィ・シロンスク県オクミアニ、および中部のウッチ近郊のパブリコビツェで物流センターを開所したばかり。
アマゾンは2014年にポーランドに進出した。ドイツが主要発送先で、シュチェチンなどドイツ国境に近い西部地域を中心に拠点を配置している。また、グダニスクに研究施設、ワルシャワにサービスセンターを持つ。国内の従業員数は1万6,000人。