DNA解析装置大手の中国MGI、ラトビアに欧州初の開発・製造拠点

DNA解析装置(シーケンサー)大手の中国MGI(深

華大智造科技有限公司)はこのほど、ラトビアの首都リガに研究開発・製造センターを開所した。中国企業として中東欧初の同分野の技術研究センターで、ライフサイエンス分野におけるイノベーション創出を狙う。技術サービスの包括的なサポート体制と製品サプライチェーンを確立し、欧州市場の顧客ニーズに効率良く対応していく。

新拠点の立地はリガ空港近隣のリドスタス産業パークで、面積7,000平方メートルの施設に製造部門、ゲノム解析のための高速シーケンスセンター、研究および物流センターを備える。研究開発と製造・販売を1カ所で一元的に行うことで同社の国際ネットワークの発展が期待される。

MGIのユー社長は、「ラトビア拠点は欧州事業展開への重要な投資であり、国際化への重要な一歩」とし、欧州における遺伝子技術のイノベーション・プラットフォームの構築に意欲を示した。大規模な国際遺伝子プロジェクトの推進や企業間協力の促進を通して研究・商品化につなげるため、専用施設の「中欧ライフサイエンス・イノベーションセンター」も同地に設立する考えだ。

上部へスクロール