独高級車大手のBMWは3日、ハンガリー東部デブレツェン市に新設する工場を来春に着工すると発表した。市当局の進める造成工事は終盤に差しかかっており、近く求人活動を開始する方針だ。
BMWは昨年7月にデブレツェン工場建設計画を発表し、今年9月に500ヘクタールの用地を取得した。欧州生産の強化に向け、約10億ユーロを投じて最大15万台の年産能力を持つ工場を建設する。同じ製造ラインでエンジン車と電気自動車(EV)を混流生産できる体制を整える。
BMWはデブレツェンを選んだ理由について、インフラが整っていることや交通の便の良さ、取引のある部品メーカーとの地理的な近さ、人材の豊富さを挙げている。