独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリアは5日、ジュール工場でマイルドハイブリッド(MHV)システムを搭載したコンパクトSUV「Q3」とクロスオーバーモデル「Q3スポーツバック」の生産を開始した。電動パワートレインを搭載した車がハンガリーで生産されるのは初となる。
同工場ではこれまで、「A3カブリオレ」、「TTクーペ」、「ロードスター」を生産してきた。新たにQ3とQ3スポーツバックが加わったことで、生産車種が5モデルに拡大した。
ジュール工場では昨年、3気筒ガソリンエンジンと、MHV対応の4気筒ディーゼルエンジン、電気モーターの生産が開始された。昨年の製造実績はエンジンが200万基、乗用車が10万台だった。