伊樹脂加工シルマックス、ポーランドに第2工場開設

伊樹脂加工メーカーのシルマックスはこのほど、ポーランド中部のクトノに第2工場を開設したことを明らかにした。新工場は敷地面積3万2,500平方メートル、施設面積1万2,500平方メートル。自動車産業向けに複合材を生産する。投資額は3,000万ユーロ。

新工場は高分子化合物のエラストマー、難燃性の熱可塑性樹脂、高度複合材などの生産や開発を行う。7つの製造ラインを導入しており、将来的に5つのラインを追加導入できるという。

工場で生産予定の熱可塑性樹脂製品「Xelter」は、自動車のシーリング材や内装部品、付属品、家庭用シーリング材など柔軟性と復元性が求められる分野に使用される。同製品はリサイクルが可能で、一般的な加硫ゴムの代替品として期待される。

イタリア北部のチッタデッラに本拠を置くシルマックスは国外7カ所に拠点を持つ。クトノ工場は同社が中東欧に持つ唯一の拠点となっている。

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