仏特殊化学SNFのロシア工場、20年中に稼働

仏特殊化学メーカーSNFがロシアのサラトフ市で建設しているポリマー工場が、2020年末までに稼働する見通しだ。当初はアクリルアミドとポリアクリルアミドを年6万トン生産する。将来的に年産規模を最大10万トンに引き上げる。200人の雇用創出が見込まれている。投資額は35億ルーブル(5,000万ユーロ)。

新工場の立地は石油大手ルクオイル傘下のサラトフオルグシンテズの製油所内だ。同製油所では原料のアクリロニトリルを生産している。

SNFは2011年にサラトフ工場建設の検討を開始。当初の計画では16年第1四半期に稼働するはずだったが、延期が繰り返されてきた。(1RUB=1.70JPY)

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