エストニアとフィンランド間のガスパイプライン開通

エストニアとフィンランドを結ぶガスパイプライン「バルチックコネクター」が11日に完成し、開通式が開催された。同パイプラインはエストニアの国営電力・ガス会社エレリング(Elering)とフィンランドの国営バルチックコネクターが建設を進めてきたもので、来年初頭の稼働が予定されている。

両国で同時に開催された式典にはエストニアのカリユライド大統領やフィンランドのニーニスト大統領など関係国の首脳が出席した。

全長77キロメートルの同パイプラインはEUが進める汎欧州エネルギーネットワーク(TEN-E)の一部となるもので、輸送能力は日量720万立方メートル。総工費約3

億ユーロのうち2億ユーロをEUが拠出した。同パイプラインはリトアニアとポーランド間のガスパイプライン連系プロジェクト(GIPL)と合わせ、バルト諸国の欧州統一エネルギー市場への統合を促進するものと位置づけられている。

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