ハンガリー中央統計局が12日発表した10月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で6.1%増加し、上げ幅は前月の11.1%から0.5ポイント縮小した。主要産業の自動車の減速が足かせとなった。同業生産高の縮小は2カ月ぶり。
分野別でみると、構成比で96%を占める製造業が前年同月比6.1%増となり、同11.7%となった前月から5.6ポイント低下した。鉱山・採石業は8.4%、エネルギー業は2.6%増加した。
製造業では同業生産高の29%を占める「輸送機械(自動車含む)」で上げ幅が前月から12.4ポイント減となる9.6%にとどまったほか、「コンピューター・電子・光学機器」は同26.1%から7.3%に、「食品・飲料・たばこ」は10%から7.8%に縮小した。「機械・設備」は1.2%、「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」は4%の増加。「ベースメタル・金属加工品」は3.4%減少した。